2,680人の新入生を迎えて始まった令和3年度の前学期もスタートから2週間が経ちました。
　新型コロナウイルス感染症の脅威が収まらない中で、本学はこれまで、学生、教職員の感染拡大防止対策の徹底により、構内における発生を抑えることができています。
　これまでの皆さまの協力に対し改めて感謝を申し上げます。感染拡大防止に十分な配慮をした上で、対面授業の比率を上げるとともに、対面授業と遠隔授業を併用して、授業を実施しているところです。

　しかし、4月以降全国的に感染症は拡大傾向にあり、一部の都府県ではまん延防止等重点措置が発動され、感染力の強い変異株の感染例も増加しています。本学は感染状況を注視しており、状況に応じて必要な措置を適宜とっていく予定です。
　このような状況の中、学生・教職員の皆さまには、引き続きマスク着用や、検温、手指消毒を徹底し、各自が自律的な行動を取っていただくよう改めてお願いいたします。
　本学では全学的感染拡大防止を継続して徹底していきますが、感染拡大をできる限り防ぎ、事態を終息に近づけるには、一人一人の自覚、感染症についての正しい理解が重要です。

　新型コロナウイルスの拡大により、「新しい生活様式」での生活が続いています。様々な情報や憶測が飛び交い、「不安」「恐怖」「抑うつ」「イライラ」等の気持ちの揺れや、「食欲不振」「不眠」等の身体的な不調が起こる可能性があります。
　このような時だからこそ、①正確な情報を得る、②安心できることをやってみる、③生活リズムを整える、④あなたが安心できる人とつながっておく、ことを意識して過ごしてください。また、心身の不調など心配があれば、ためらわずに助けを求めてください。本学学生相談室にも遠慮なくご相談いただきたいと思います。
　学生と教職員の皆さんとが感染防止への注意を十分に払って、新たな学修活動や業務を続けられることを心から願っています。

令和3年4月16日　　

九州産業大学
　　　　　学長　北島　己佐吉
　　　　　　　九州産業大学造形短期大学部
　　　　　学長　小田部　黃太