3月27日(木)、筑後市とJR羽犬塚駅周辺地域エリアプラットフォーム主催の「まちづくりシンポジウム」において、地域共創学部観光学科本田正明准教授と同ゼミの学生たちが、安全・安心マップづくりの取り組みを報告しました。
羽犬塚駅周辺地区は市の中心部でありながら、近年大雨の影響で何度も浸水被害を受けたこともあり、駅前は空き店舗や空き家が増えるなど、街の機能が低下しつつあります。
本田ゼミでは同地域の防災力を高めるために、2022年度から防災まちづくりに取り組んでいます。地域住民や社会福祉協議会、市役所と連携し、現地調査や市民ワークショップを実施。災害時の浸水被害状況や空き家・空き地・空き店舗の状況を把握する「まち点検」を実施してきました。
2024年度は、調査結果を同地区を利用する人たちにも広く知ってもらおうと、九州産業大学造形短期大学部の学生とともに安全・安心マップづくりに取り組み、同シンポジウムでマップ制作に関する成果報告を行いました。今後は住民向けのマップとして同駅周辺にて配布予定です。
マップ編集を担当をした同学科3年の三角安路さん(八女高校)は「若い人たちにも興味を持ってもらえるよう、明るくポップなデザインにこだわりました。自分が創りたいイメージの言語化し、チームメンバーに伝えることの難しさを知る貴重な経験ができました」と語りました。